JOG基礎 ~沈下対策工事~

沈下対策工事

不同沈下による建物の傾きは、施工後すぐに起こるものばかりではありません。何年もかけて徐々に傾く場合や十年以上(10年保証が終わってから)たってから症状が現れたり地震(保険対象外)や近隣の影響などで急に傾くこともあります

沈下対策工事(軟弱地盤対策工事)には様々な工法や対策があります。

対策その① 基礎工事

基礎構造は、構築物の上載荷重(重さ)や地質によって決定されます。条件は建築基準法によって規定されています。

布基礎のベースを拡張

木造建築物では、一般的に布基礎が採用されますが、地質のよい土地でベタ基礎や地盤改良、杭などの基礎補強するほどでもない場合は、従来の布基礎幅より拡張して荷重を分散施工する方法が採られます。

布基礎のベースを拡張

ベタ基礎の採用

木軟弱地盤、地盤沈下地帯、盛土など地質のあまりよくない土地などで効果を発揮します。しかし軟弱層が厚いときは沈下が大きくなることがあります。沈下が起こっても建物全体が傾くのでJOG工法で修復できます。

ベタ基礎の採用

杭基礎の採用

地質の悪い土地や、大規模建造物に採用沈下するとJOG工法での修復は難しい基礎構造です。

杭基礎の採用
対策その② 地盤改良

表層改良

地盤改良工事の中でも、一般的な工法で宅地造成地や道路工事などにも多く使われ信頼性の高い工法です。土を掘り起こしセメント系の固化材を混ぜて地盤強度の増強と均一化を目的とします。ただし比較的浅い軟弱地盤に限ります。

改良杭

杭基礎で筒状に掘削し、そこにセメント系固化材を流し込み地中に柱状の支持体を作ります。中層改良に適してます。

JOG基礎 JOG Foundation

数々の沈下対策工事がありますが、JOG基礎は上記①、②の沈下を防ぐ工事ではなく、沈下を前提にJOG工法対応の構造で建築物(基礎工事)を設計します。第三の沈下対策工事です。

関西国際空港の沈下対策工事の基礎

関西国際空港の沈下対策工事ではあらかじめ沈下を見越して一本一本の柱に油圧ジャッキを取り付け間に鉄板プレートを挟み、建物の傾きを調整するしくみが採用されてるのは有名な話です。JOG工法では基礎に注入管を立て込んで施工するだけで㎜単位の修正が可能。ベタ基礎であれば耐圧盤ごとレベル修正しますので、ジャッキアップとプレートのように許容がありません。


埋め立て地や軟弱地盤での建築物、クレーンなどを使う工場の独立基礎、数十年で不同沈下を起こしやすい条件での施工など、「改良や杭を入れるほどでもないけれど、沈下が怖い」など基礎の選択に困った場合など、用途は様々です。

独立基礎型枠鉄筋
独立基礎型枠鉄筋
JOG工法に十分対応できる面積を確保する必要があります。

アンカー、注入管設置
アンカー、注入管設置
基礎の中心に注入管を設置

コンクリート打設 コンクリート打設
施工完了